涌田 虎男          
  船長 涌田 和正 
    何より海と船を愛する大船長
    小さい時から海に出て、潮風と共に成長してきました
    こだわりを持って挑戦する土肥一番、
    海の男の中の男、ファイトマン
    ちょっと無口ですが、気楽に声をかけてネ
    根は優しいのよ!刺身を作らせたら天下一品

1級船舶免許で、腕は抜群!
魚を追いかける執念はスゴイ!
ちょっと口の悪いときもある。
でも、お客様は神様と心得た、
心優しい船長です


【全般】 【マダイ】 【ムギイカ】


船長がそっと教えます、釣りの一言アドバイス


【全般】
  

まず、天気の状況の確認が重要。雨より風に注意ダヨ。
予定している釣り物の釣り場と風向きを確認。
風が吹いてくる方向に海が広がっている釣り場は要注意!
風の強さによっては出船出来ないこともあるヨ。
ただし、釣り物によっては風の陰のポイントがある場合は別。
心配な時 は、船宿に電話しよう。

強い雨も注意。視界が悪く出船出来ないこともある。
また、雪の日は特に要注意!
雪が降っているとレーダーもダメ。
気温に対して海水温度はかなり高いので、
急激な温度差による水蒸気が海水面に立ち上り、
視界不能による大事故になることがある。

一般的に”魚はナギで釣れ!”と言われるが、まさにその通り、
良い日並みをねらって楽しい釣りを楽しもう!

美味しい魚を食するためにも、釣りには必ず氷を持って行こう。
出来れば、上がってしまう前に氷のクーラーに魚を納めることを薦めます。
また、釣場で生き絞めした時にはすぐに氷のクーラーに魚を納めよう。

わくだや、豊栄丸には大型製氷機が完備しているので、その点は心配いらない!

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【マダイ】

 

西伊豆土肥の周辺のマダイの乗っ込みは、
例年3月中旬からはじまり、4月、5月に最盛期を迎える。
最盛期になると、 良い日には2〜3kg級の良型が
なんと50〜60尾もつれることがあり、5kg級も混じる。
お客の中にはクーラーには入りきれず、
クーラーからはみ出る尻 尾を誇らし気に皆に見せびらかして
御満悦にお帰りになる方もいらっしゃる!
乗っ込みが始まる水温は17〜18℃。
しかし、水温が上がったり下がったりするようではまだだめで、
その水温が安定しなければだめだ。潮の色は、
澄んで いるよりも多少濁りのある時の方が良いようだ。
凪が続いた後のシケ後に大食いになることもあるから、天気予報は良くチェックしておこう。

魚探にはあいかわらず良い反応が出ているので、
釣り人がもっと増えコマセを十分に撒ければ、良い結果が期待できる。
ポイン トは土肥港から船程10〜30分の土肥沖や小下田沖、宇久須沖。
水深40〜100mを攻める。良い結果を出すには手返しを良くやることが大切だ。
この時期 のマダイはもちろんのこと、
他の多くの魚達も水温の上昇と共に活発に活動するようになる。
したがってエサ取りも多くなるので、
エサの付いていない仕掛けをいつまでも放っておいてもつれないのは当然の事。
よって、竿は手持ちにしてこまめに誘い、頻繁に付けエサを点検するようにしたい。
しかも置き竿派よりも手持ち派のほうが時には2倍近くも釣果がよいので、
やはり釣りは攻めなのだ。マダイを釣った帰りは、
わくだやの夕日の見える見晴岩風呂でゆっくり!なんてたまらないね。

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【ムギイカ】

ムギイカとはスルメイカの若齢個体のことで
初夏の小型をムギイカ、その上のサイズをニセイカなどとも呼ぶ。
胴の中央がやや膨らんだ筒型をしている。
エンペラの形が、トランプのスペードの形に似ており、
2本の触腕が長いのが特徴である。かなり獰猛な性格で、
ヤリイカと同じく小魚を捕食するが、落ちてくる魚より、
上へ上へと逃げる魚を追う性格である。
したがって、釣り方は大きく激しくしゃくること。
水深80〜150mの岩礁混じりの砂地を回遊するが、
時間帯によって泳層が変わるので、底から中層まで広く探ること。
沖干しや沖漬け、塩辛、肝炒めなどは、スルメならではの美味しい食べ方である。

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【たこ】

出来るだけラインは短く、手元で釣ろう。ズンワリ重くもたれたら要注意!
ラインを船の流れた分だけ出し、引っ張らないようにしてよく待ち、大きく合わせる。
水面から揚げるときは慌てず丁寧にダヨ!
また、大きめのタコの時には無理をしないでタマの応援を頼もう。

釣り糸はナイロンよりアジ・サバ等に使用するシブ糸を勧めます。
シブ糸の方が伸びが無く、タコの乗りの感触がわかり易いからです。
また、冬場は深場のポイントを攻めることが多いので、
せっかく釣ったマダコを手繰る途中でバラさない為にも伸びの無いものを勧めます。

釣ったタコは網袋に入れて口をしっかり閉めること。
口に緩みから足一本でも出たなら、タコは口をこじ開けて逃げ出すよ。
クーラーボックスにタコを入れた時は、必ず両側の止め金具をしっかり閉めよう。
片側だとタコは蓋をこじ開けて逃げ出すし、
ひどいときはクーラーボックスの止め金具を壊されるから要注意!
タコを持つときは、足の付け根の目の当たりをしっかり持つこと。

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【カレイ】

まず、エサの付け方です。カレイはズッとエサを吸い込むようにして食い付くので、
あまり長いエサはダメ!6cmぐらい?の短さの2〜3本の房掛けが良いと思います。
船が混み合っていなければ、船下と軽く投げたポイントの2点狙いでどうでしょうか。
カレイは底に居るのでタナは切らず底狙い、
船下狙いの竿も船の揺れで常に仕掛が上がったままにならぬ様に調整しよう
(船の揺れでほんの軽く上がる程度が良い)。
投入した仕掛は一度上げてオモリ・仕掛の底へのめり込みを防ごう。

最近のカレイ釣りは、昔のような小突きで釣るより置き竿が主流
(カレイの習性が変わったのか?)。
のんびりかまえ、少々時間をおいてから、ゆっくりきき上げる。
この時に仕掛のハリス分くらいで一度止め、
さらにゆっくりときき上げる(これが誘いとなり食い込む時が多分にある)。
この時、小さな当たりがあったら軽く合わせ、丁寧にゆっくりと糸を巻く。
先にも記した様に、カレイは吸い込んでエサを食うので、
強く合わせるを針が抜けてしまうことがあるし、
ガリガリ強くリールを巻くと同様にバレてしまうので要注意!
30cmぐらいあるカレイでも当たりは小さいことがよくあるので、カレイ釣りはあくまで慎重に!
良型のカレイは、上げてくると中間でノスことが多いので、
その時は巻くのを止め、魚のノシ具合では竿でやや送りぎみにしてバレを防ごう。
また、20cm後半からの良型のカレイは無理して抜き上げず、
タマ網の応援を受けた方が無難です。意外と、バラスのは良型なんです。
船下の竿はバカに出来ません。結構良型のカレイは船下で釣れるものです。
とにかく丁寧にネ。カレイが掛かっていると水面近くまで巻き上げてくると
道糸がスーッと横に走りますヨ。

最後に、カレイの釣れたポイントを再度攻めましょう。
最初は広い範囲を探りますが、カレイが釣れたら続けてその位置に投入しましょう。

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【カサゴ】

岩場に住み、障害物の陰や穴からギョロリとした目で獲物を探し、
大きな口で餌を一気に飲み込むタイプ。この仲間は深さや環境で体色が変わるので、
深場ほど 鮮やかな赤い色になることが多い。体は棘も多く顔も厳ついが、
きれいな白身でとても上品な味わいである。
背開きにして空揚げにすると、ヒレや小骨もぱりぱりしていて美味しい。
もちろん味噌汁にしても最高だ。カサゴ釣りは、根掛かりを恐れていては釣れない。
軽い根掛かりは強く引かず、道糸の張っている方向と 反対に、
チョンチョンと軽くあおってはずすテクニックも必要だが、
オモリと予備の仕掛けをしっかり用意して臨むこと。根魚釣りの基本中の基本である。

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【カワハギ】

おちょぼ口で、餌をつついたり、吸い込んだり出したり、
上下左右にヘリコプターみたいに泳ぐことができる。
ウロコがなくザラザ ラした皮は簡単に剥ぐ事ができることから、この名前が付いた。
大きさの割に、縦横に引く釣り味はかなり強い。
待ち釣り、タタキ釣り、タルマセ釣り等さまざまなテクニックがあるが、
基本はハリのマメな交換や、エサのアサリの付け方など地道な基礎 技術にある。
食べては秋から冬に大きくなる肝がとどめ。
刺身の肝和え、肝入り煮つけや鍋は、日本人に生まれてよかった度120%。
浅場から50?60m の、砂と岩が混じるような場所を好む。

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